2013年2月13日水曜日

多摩サイという名の紛らわしさ。

通称多摩サイ、もちろん多摩川にいるサイでは無い。
多摩川サイクリングロードの事、
通称多摩サイでございます。

下記に多摩サイの図


↑↑
歩自|自歩
行転|転行
者車|車者
     ↓↓


こんな感じです。
センター(ライン)寄りを自転車が走ります。
明確にセンターラインがあるところと無いところがあります。

問題はいくつかあります。

歩行者が各路線の必ず外側を歩いているとは限らない。
二人並んでいたり、子供を連れたり、
歩行者の中には、ランナーもいるということ。
お年寄りや、多分リハビリで歩いている人、
いろんな人が、それぞれ歩いている。
その光景は、僕自身は、微笑ましいというか、
ほのぼのした感じが好きです。
ベビーカーや三輪車、車いすの方もいらっしゃいますし。

しかし、しかしですよ、
その間を自転車が高速ですり抜ける訳です。

僕は、人を抜かす際は、そうですね、
声もかけますし、
ペダルは回しません(回したとしても、とてもゆっくり)
速度も、10km/h以下を目安にしています。
(どうやら時速6キロくらいが指針らしいです)
人が誰もいない状態でもせいぜい20キロくらいしか出せません。(貧脚ですから)

そもそも、歩いている人間のわずか、数十センチのところを
物体が通過する事は、かなり恐怖だと思います。僕が度々見る光景は、
それを
集団(2台以上)で多分30kmは出てると思う、そして、連なって走る。
こういうのは、暴走族というのですよ。暴走族。
単独の暴走野郎もいますけどね。


僕は、抜き際に手で合図したりもします。声もかけますし、
避けてもらった際は、会釈もしますしね。
当たり前ですけどね。
また、歩行者が重なっている場合は、完全に停止して、
対向する歩行者が過ぎてから、再び自転車に乗り、前方のランナーを抜きます。
これも当たり前ですよ。
いちいち止まるなんて、メンドクサイと思うでしょ?
でも、しょうがないんですよ、歩行者もいるんだから。


進行方向
前方に、ゆっくり歩いている人
その人を抜く形で、走っている人達がいます。
つまり、ランナーの集団ですね。

反対側からは、真ん中を走って来る「人」がいます。

僕がこのペースで行けば、ちょうど4者が重なるタイミングです。
危険なので、僕は、減速→停止、歩行者の後ろで停止しました。


前方から、ローディーの4人が結構な勢いで来ていたのですが、
なんと三者の隙間を減速無し、声掛け無し、合図無しですり抜けてきました。
何なんだ、こいつら?
マナー悪っ。っていうか、あぶね〜だろ!!

歩行者が重なる瞬間に抜くのは危険が伴います。
僅かに接触しただけで、歩行者にとっては、
時速30km以上でモノが当たる訳ですから。

特に、背後から来るのは恐怖です。
さらに、歩行者(ランナー)が、イアフォンを付けている場合は
音に気が付きませんので、急にびっくりすることもあります。
中には、飛び上がる人もいますから。
あと、体操がてら、腕をぐるぐる回す人もいますしね。

んで、そのローディーらは、停止している僕にも
挨拶無しですよ。

おいおい、いや、おらおら、
お前ら、そういう態度・行動が、どんだけ他の者に迷惑かけている
のかわからんのか!!と、心の叫び。

わかんないんですよ、きっと。
これは、その店?やチームやグループのリーダーや先頭を走る者が悪いんですよ。
そういう事を指導してあげてないんです。
多分、後ろを付いている人は、単に付いて走っているだけなので、
状況は把握できていないと思われます。(そんなんじゃ、ロード乗り失格ですけどね)
僕に、脚があれば、追っかけていって、
教育的指導をぶちかますところですが、あいにく、そんな脚力はありません(笑)



他には、よそ見しているやつ、
景色とか、ハンドル廻りとかを見てるんですが、
自分が高速で移動しているとう認識が低いのか、
あっという間に、危険な距離に到達しております。
何故、前方に人や自転車がいるのに、
そのタイミングで目を離すのか理解できません。

二子玉川往復の際に、二回も「前を見ろ〜!」って声かけましたわ。
1回は僕よりも年上のロード乗り。もう一回は、スマホいじる高校生(笑)


集団で走る場合や、仲間と走る場合は、
そのリーダーが、どういった人かによって
みんなのマナーレベルが変わりますね。

僕は、多摩サイは、
あまりにも混雑しておりましたので、
できるだけ、川側(土手下)のダート、ダブルトラック、シングルトラック
左側の車道を選んで走行しました。

MTBには、これがまた、面白かったです。
一部、やぶの中を走行するような状況がありますけど、
マナーの悪いヤツらと顔を合わせて、
いちいち苛っとしていては、楽しくありませんからね。
混雑を避け、ダートへ。
そうすると、やはり、マウンテンバイクの良さっていうのが
わかります。
ああ、全天候型だな〜
いいな〜マウンテンバイク。
あらためて、初めてマウンテンバイクに出会った時の事を思い出しました。

車道も走行しましたが、大型タンクローリーやダンプトラックが意外に多く
これもまた、故意か何かわからないけれど、僕を抜く際に
ホワーン!!とクラクションならして、グオオオオ〜ンて。
おいおい、きっと、
車道走らねえで、上(サイクリングロード)走れよ、おい、
っって事なんでしょ。

実際、自転車を運転しないドライバーは、
自転車は、単なる邪魔者という認識しかありませんから。

そんなこんなで、
多摩川サイクリングロードは、自転車が走るには適しておりません。

で、調べたら、驚愕の事実!
あれは、サイクリングロードでは無いということを知りました。

自転車と歩行者が通行できる、「自転車歩行者道路」なんだと。
こ、これは、驚愕の事実っていうか、サイクリングロードなんて言っちゃ
ダメでしょ?これ。

(僕の知っている神居古潭(カムイコタン)のサイクリングロードなんかは、当時、今から30年以上前は自転車専用で、歩行者もダメだったような気がします。親にも、あそこは自転車じゃないとダメだぞ、って言われた気がします。あんなところ、歩くヤツもいないでしょうけれど。)

これ、みんな知らないんじゃないのか?
そういう認識を持たねば、いつか、締め出されたりするかもしれませんよ。

ちょっと逆説的になっちゃいますが、
マナーのなってない輩に遭遇すると、
んなら、いっそ自転車禁止にしちまえ!って
我ながら一瞬頭をよぎります。
でもね、子供とかに自転車の楽しさや乗り方、地域をまたぐライドを
教えるのに、多摩サイはもってこいなんですよね〜


やっぱり、ここは、大規模公共事業をぶち上げて、
多摩川の河川事業の一環として、
真の自転車専用道路をつくるっていうのどう?

国民の健康増進の為
自転車産業活性化の為
そして、多摩川サイクリングロードから
各地域へのアプローチを提案して、
都市への自転車を用いた流入を提案
その地域の商店街の活性化促進
そして、国民の自転車モラル向上のため
月一程度で自転車関連のNPOによる
多摩サイでの自転車関連の講習会
場合によっては、メーカ試乗会など
開催しても面白いんじゃないだろうか?
排気ガスも出さない
健康にも良い、医療費削減にも繋がり、
自転車産業も活性化する。
すごくない?これ。
どう?
陳情してみようかな?ってマジで思う。


じじばばになって、土手をてくてく
太陽を浴びて歩く。
ベビーカーや、よちよち歩きで、家族が歩く。
怪我や病気のリハビリで歩く。
純粋にウォーキングやジョギングをする。
グランドでは、サッカー少年野球少年
買い物帰りの奥さん。
どれも、素敵な事だと思う。
そこに、自転車というものを持ち込んだ途端に
凶器、狂気となる。
そういうことに、気が付かない自転車乗り
(主にロード乗りというのは、無理があるだろうか・・・・)の皆さん、
いわゆる多摩サイをすっ飛ばすのはお止めなさい。
そういう人は諦めて、道路を通りなさいよ。

今度、吾輩の家族に、サイクリストとして、人として
無礼な態度をとった者には、吾輩が成敗いたす。

歩行者や自転車初心者にも暖かい眼差しを!

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