2011年1月5日水曜日

腕時計について考えた・・・・2011のはじめに。

腕時計のサイズについて、
恐らく、現在のデカ厚な潮流はここ5年くらいで、ひと昔、ふた昔のように直径(Φ)40mm以下にシフトするんじゃないかと思うんです。

シチズンのエコドライブ電波ビンビン時計たち(笑)
左のモデルは、Φ42mm耐磁JIS1種です。右のモデルはΦ44mm、JIS200mモデル


小生は、いくつか時計を持っていますが、
実際、普段使いに、Φ42〜44程度のをすることもありますが、
今回、手に入れたジャズマスター ビューマチック37mmをしてみて、
改めて、しっくりくるサイズってのは、この辺りじゃないかと思った次第です。

ま、単純にケース寸法だけで、論ずる事は難しいのですが、
ともかく、この37mmを付けたときのしっくり感、自然な感じは、
多分、もともと抱いていた経験っていうか、そういうのに根付くのかもしれませんが
何とも言えない安心感、自然な感じがします。

っつ〜ことは、若い子達なんかは、最初に腕にした時計が、デカ厚だった可能性があり、
よって、37mmは単に、小さな時計か、もしかしたら、新鮮な感じに映る可能性もありますが。

時計のデザインも、流行がありますし、どんなファッションと合わせるか
ってのも重要なので、一概には言えませんけど・・・・。


昔から変わらない時計というのもあります。
流行とはまた違ったところにベクトルが向いている訳ですね。

オメガのスピードマスタープロフェッショナルがその好例です。
確かΦ42mmだったと思いますが。

流行に敏感なブライトリングは、昔は40mm以下の時計を多く作っていたのですから、
近い将来、42mm以下のラインナップが増えるかもしれません。
(とか思っていたら、自社キャリパー搭載で、1mmサイズアップしちゃったけど・・・)
そんなこと思っていたら
さらに、ロレックスのエクスプローラ1が36mmから39mmにサイズアップ!
おいおい(涙)です。

この39mmへのサイズアップは、もしかしたら、中国市場をにらんでのことかもしれません。
経済同様、時計産業/業界も中国を抜きに語る事が出来ない時代です。
時計産業にとって、中国の巨大マーケットで儲けることは、非常に重要なことです。
中国市場では、(いや、中東でも)
いわゆる、成金モデル(ゴールド系)や、大きなモデルが人気らしいです。
要するに、ステイタスそのものなんですね。時計って。

日本もバブルな時代は、腕時計はステイタスそのものだった時代でしたが、
腕時計の大きさは、今のやうなデカ厚は人気はなかったと思います。
買う側が流行を作るのか、作る側が流行を作るのかっていう点は
どっちもどっちですが、日本人には、やはり独特の世界観というか
審美眼というか、美意識というか、奥ゆかしさというか、そういうのがあり、
そういったものが、当時のマーケットに反映されていたとも言えると思います。

腕時計なんて、今時100円ショップでも売ってる。
ケータイで事足りる。
そんな時代における腕時計って何でしょう?
僕らの世代では
例えば、ビジネスの現場で、ケータイで時間を確認するの、ちょっと野暮ったいという感じがあり、
例えばスーツ姿で、真面目な話をしている手首に100円ショップで売ってる腕時計なんかが着いているのは、やっぱり、NGなんですよね。(と、小生は思う)

いや、単なる慣れ、慣例とでもいいましょうか。
でも、それって結構重要だと思うのです。

結婚式、披露宴にお招きされて、着飾って行く時に着ける時計とかね。
さすがに考えるでしょ?
あえて、外すっていうのもあるかも知れませんが、あくまでも主役は別に居る訳だしね。

ってことは、腕時計っていうのは、とっても保守的なるものと言えます。
これを突き詰めると、パテックフリップのカラトラバなんて、もう、バリバリの保守派だと思いますし、見ていて気持ちいいくらいに潔いです。

時計ビギン2011冬号によれば カラトラバ5196 Φ37mm 191万円〜!!

パテックフリップがあるから、フランクミュラーのカサブランカが引き立つってもんです。
ま、どちらも買えませんが、こういった時計の源流があって、その末端にも
(僕も含めて)影響を及ぼしているのは間違いないと思います。

話戻り、
保守的なる腕時計ではありますが、服装と同じで、気分やコーディネートで替えるってのは、制約の中で楽しむ大人の遊びって感じがします。制約ってのがミソですな。

大きく分けて2つ
1.仕事で使うもの
2.休日に使うもの
これが、さらに細分されていく。
小生などは、仕事といっても、内勤/出張、デスク/現場
スーツ、作業服、とまちまちです。
休日だって、夏と冬、海や山、バイク、街角や結婚式など様々。
もちろん服装も重要ですね。

こう考えると、1本で対応するのは、ちと厳しいと思います。
あえて、「無し」を選択するってのもありますが。

そんな中、ハミルトンのジャズマスター ビューマチック37mmは
実に幅広い範囲をカバーしていると思います。
ON/Offを問わず・・・・とはまさにこのこと。
皮バンドですが、
海とか山のアウトドア系以外は、これでかなりイケると思います。
まるで、時計屋の宣伝みたいですけど、ホントにそう思いました。
造りも、とても良いです。
(さすがに、夏は、ダメでしょうけど・・・・)



ハミルトン=軍用時計&アメリカンな時計という小生のイメージが先行していて、
まったく、この手の時計を作っているっていう知識が無かったんです。
よって、ちょっと驚きました。
正直ハミルトンがこんなに良いとは思っていませんでしたから。

もっとも、そういうことを思えるのも、あちこち寄り道して現在に至るからかもしれませんが・・・・。


例によって、買ってから調べる小生のいつものパターン。
このお店、
ランドホーさんのホームページが、とても解りやすく、熱く語られています。
ハミルトン専門店というだけあって、情報も写真も詳細に語られています。
次回ハミルトンを買うときは、ここからだねって感じです。
(もっとも、腕時計は、乗せてみないと解りませんから、そこんとこは微妙ですけどね)


去年の今頃も時計の話で、
「今年は何本買えるかな?」って書いてました。
さて、そろそろ、「何本」ではなく、「どんな」腕時計と出会うかな?とかなんとか、言ってみたいものです。

やっぱり、腕時計は、腕に乗せてみないとわかりません。
そして、年齢や経験によっても、変わりますね。

ハミルトンのジャズマスタービューマチック37mm、ハッキリ言って買いだと思います。


・・・・・と、出会いを正当化してみました(笑)

腕時計は、乗せてみないと解らない・・・・とういうことで、
新宿へ行って、目の保養ををしてきました。もちろん見るだけ。(買えません)
パネライ・・・・カッコいいけど、やっぱり、あれを着けてるイメージが湧かない(当たり前だわな、金額が金額だもん・・・・爆)

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